現役・現場主義コラム

連載コラム 第1回 私の青年期・マッサージ師を目指すまで

代表取締役 上岡 太一(株式会社アメニティーサービス)

2006/03/01

代表取締役 上岡 太一(株式会社アメニティーサービス) このコラムを読まれている方の中にも、おそらく「自分は独立起業を目指すのだ」と考えている方も多くいらっしゃると思います。そこで私は最初にあえて言っておきますと「ひとりで起業するのは大変なこと」です。私自身起業をした数少ない成功者(それぞれ成功レベルや成功の価値観は違うと思いますが)に入ると自負していますが、これは運など様々な要素が入ってきます。20代で開院した湘南地区で、私の治療院は地域の方からとても支持を受け、評判が良かったのは事実ですが成功の鍵はひとつではないと確信しています。

マッサージとの出会い
私が学生時代にマッサージの道を目指したのは、皆が一斉に同じ受験勉強をするということに疑問をもったことが始まりでした。文句を言いながら勉強をする友人を見ていて受験が無意味なことのように感じたことを今でも覚えています。
小さい頃、私の父親が非常なマッサージ好きで、お金をかけてプロのところへ通っていたくらいなのですが、それでも足りずに休みの日などは私がマッサージを代行してやっていたこともありました。その頃からマッサージに対しては何か思い入れのようなものがあったのだと思います。

専門学校に入ったあと接骨院でアルバイトをしていましたが、学生(21歳頃)だったので、私にとって十分な施術の報酬金額が利用者にとっては割安だったのでしょう。口コミで安いのにサービスもいいという噂が地域で広まり、休みなしでひたすら働きました。これが苦ではなく、とても楽しかったのです。

この頃、すでに成功へのプロセスは始まっていました。アルバイトを始めてしばらくすると、体がマッサージに適応するようになりました。「プロは話しても手が止まらない。」これは幼い頃、父親にマッサージをしていた際に繰り返し聞かされた言葉でした。相手が喜んでくれる、或いは時としてリラックスできる会話をしながら指に負担をかけずに長時間マッサージができるよう工夫をし、実際にこういった施術が可能になってきました。利用者が快適かどうかを常に心がける。これはとても大切なことだと思います。

いくつもの成功の鍵
学生時代に受験を放棄したものですから、一流企業に就職した人がもらう給料の1.5倍の収入を得るということが私の目下の目標でした。22歳の誕生日に開業しましたが、開業したという意識よりもこれが事実上の私の「就職」という捉え方だったように思います。開業のリスクももちろんありましたが、リスクを心配するよりも周りの方から知らないうちに支持を受けるなど、とても順調に進み始めました。「成功している」という目で見られ、同業者の他企業からねたみを買ったこともありましたが、私は特に気にもせず自分の仕事を無心に行っていたことを覚えています。まさに「人事を尽くして天命を待つ」の心境だったように思います。開業までは運や周りの方々に支えられて来ましたが、努力をし続けるということも改めてここで学んだように思います。最初に申し上げたように、「成功の鍵」はひとつではないのです。

指針のようなご縁
私が湘南でもある程度名が通るようになった頃出会った方々の中に、目のご不自由な方でしたが周りとは段違いの存在感を持つ成功者がいました。この方は運転手も雇い、高級車に乗っておられました。私はこの方の目に留まり、直接成功する秘訣を伝授頂きました。それは、努力や忍耐だけではなく一生懸命な自分を報いるための贅沢は必要であるということでした。今もこの方の印象が残っているせいかも知れませんが、うちの役員(幹部)社員には全員良い車に乗るように指示しています。これは、他の社員にも「もう少しがんばればこうなれるんだ」という希望を持たせる意味もあります。私の中で車はひとつの成功の象徴といえるかもしれません。この方は私の目に代表的な成功者として映り、このようになりたいという野望を強く抱くきっかけになったのです。
私自身の「運」と「ご縁」の奇跡はその後も続きました。医療保険などを通して業界内の改革を行っている方で、強力に私を引き上げてくれた方がいました。この方との出会いにより、自分の治療院での仕事以外にも医療保険の改革について来る日も来る日も考え、熱く語り、医療の明日について身をささげるほどの意識を持ち始めました。私の根本にある性質なのだと思いますが、ひとつのことを徹底的にやっていくことで見えてくることが多いことを改めて実感します。

信じ続けた道
また、「関心」を持つことで関心を持った分野やフィールドでの出会いがタイミングよく用意されているものだ、ということを申し上げておきます。これは何も私が特別ではなく、思っていることや思い続けることで実際に叶うことがあるのです。

私自身が様々な出会いを通して今の自分あるということを自覚していますし、こうした出会いを提供できるフィールドを今度は自分が用意する番だ、という使命を感じています。うちの会社と出会って、結果的によかったとあとで実感できるような会社であり続けたい。これが私の願いです。 お互い緊張感を持った中での出会いをしていきたい。互いに責任ある社会人として、役割を持った人間として任務を果たして行きたいのです。深い意識をもったもの同士の出会いを果たす場としてアメニティーサービスが存在していると私は感じています。

代表取締役 上岡 太一 株式会社アメニティーサービス

プロフィール
代表取締役 上岡 太一 株式会社アメニティーサービス
健康保険を使った在宅のマッサージを行っている会社です。2015年には、4人に1人が65歳以上の高齢者になると予想され、益々慢性疾患に苦しむお年よりが多くなります。我が社のサービスは、在宅リハビリテーションの供給が少ない中、国家資格を持った鍼灸マッサージ師たちが、プライドを持って就業できる機会を与え、在宅リハビリテーションの供給も満し、より多くの要在宅患者にサービスを提供できるシステムの提供を行っていきます。